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執筆と読書と雑談なブログ。毎日更新……だった。約一年ぶりにブログ復活の兆し。趣味は麻雀が追加されました。
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昨日、あいつと会った。
電話と同じく、見るかぎりでは普通にしていた。
やったことと言えば、今まで遊んでいた通り、お互い最近読んだ本の話やノベゲの話で二時間くらい盛り上がっただけ。
事件そのものの話はしなかったが、弟の話は向こうからしてくれた。容態はかなりいいようだ。住む場所にも困っていないようだし、ニュースを見るかぎりではお金の問題も切迫しているわけでもなさそうだ。
部外者にできるのはここまでだろう。領分を違える行為を、俺はしたくない。普通に振舞っていたあいつの心中を、俺は知ることができないしその苦しみを分かつことはできない。それは残念でもあり、有難いことでもある。ただ、「そういうもの」でもある。とにかく、SOSがないかぎりはこれ以上のことはできない、と考えている。
メールアドレスも教えたし、また遊ぶ約束もした。
……とりあえず、俺にとってはひと段落した、のかな。

今日、バイトの面接に行ってきた。
ただオーナーが知り合いなんで、面接というより説明会だった。
来週の金曜からさっそく研修だそうです。
微妙にドキドキだったりする俺……。
がんばります。
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あいつから電話が来た。
話しているかぎりでは普段どおりだった。
とにかく会おうぜ、ということになって、明日の夕方会うことになった。
……あいつから話さないかぎり、事件のことは話さないほうがいいと思っている。相手の状態や雰囲気しだいだが、俺としては普段どおり遊んで、(せっかくだしスマブラでもやるかね)これからの話を少し聞いてみようかと思ってる。どこに住むのかとか、連絡先聞いていいのかとか。事件云々とは関係なく、大学ではなにをしたいか、とか。それで、向こうからなにか話してくれることがあれば、それを聞いてやれればと思う。
とにかく、今日は話せてよかった。
約束どおり警察の方から電話があった。
弟は未だ意識不明だからお見舞いは遠慮してもらいたい、するなら兄と相談してほしい。あいつにはこっち(俺)の連絡先と心配している旨は伝えてくれたらしい。
心配している人がいる、ということが伝えられただけでもよかったのではないかと思う。思い立ってすぐ行動してよかった、と思う。

未だに俺の内面には波ひとつ立たない。
現実感がないのだ。
ただ、いくら比較的近い関係、といっても友達の両親だ。自分のじゃない。……子供にとって、両親とは根拠もなく『死なないもの』としての絶対の領域があるように思う。その世界観が揺るがされる、というのはいったいどういうものなのだろう。ひとつの世界が終わる、とでもいったところだろうか。
しかも、あいつの場合それはただの『死』ではないのだ。

ただ現実感とは別なところでなんだかぬぐいきれないもやもやがある。
それでもバラエティ番組を見かければ思わず笑ってしまうし、なんだかんだ娯楽を享受している自分はいる。ただなんだかそのことに妙な罪悪感を感じてしまう自分もいるのだ。これこそが偽善なのかな、とも思うが、その感情はなかなかぬぐいされない。それが薄いまくを作って落ち着かない、地に足が着いていない感覚を生む。

でも。でも、だ。
負のエネルギーは正のエネルギーを足すことでしかプラスに戻すことはできないのではないだろうか。あいつの父親や、あいつの心情を理解しようなどという行為はおこがましい。きっと、そんな同情は必要とされない。だとすれば、他人にしか成りえない俺達は事件のことを話し合い感傷に浸るのではなく、精神的なコンディションをしっかりと整えておき、助けを求められた時にしっかりと助けられる用意をしておくべきなのではないかと思う。
だから、今できることはコンディションを整えておくことなのだ。
きちんと正のエネルギーを放つことのできる健全な精神であるべきなのだ。


不謹慎な気がして手が付けられずにいたラブコメの新作に着手した。
とりあえず『わたしたちの田村くん』の相馬の話をプロットと要素に抽出している最中です。これが完了したらそれを抽象化。それを軸に具体的な内容を肉付けして今回のプロットにしようかと思っている。なんだかパクリっぽくて嫌な感じだが、今はとにかく経験・勉強の時期だろう。とくに苦手・初体験分野なのだから、先人に習うのが近道なのかな。とにかく今回は作品というよりは実験作・練習作のつもりで挑む。
――こんな時だからこそ、底抜けにバカバカしくて騒々しい話を書いていこう。

――西新井警察署へ行ってきた。

行き過ぎた悲劇にはむしろ感情が追いつかない。
俺は物語に対してそういう持論を持っていた。
それはなにも物語だけではない。
現実だって同じだ。
行き過ぎた悲劇にはリアクションすらとることができない。

共感なんてできない。
理解なんてできない。
現実感なんてどこにもない。
ただ、偽善ではありたくないと思う。
どうにかあいつが戻ってくる場所はあってほしい、そこに自分も居たい、とは思う。

話す、といってもなにを話せばいいかなんてのは分からない。分からないけど、話すことなんかよりも、あいつにとって話せる相手がそばにいることが重要なんじゃないかと思った。黙っているだけでもいいから顔を見たい。

――刑事事件だから、捜査本部にしか情報がないらしい。あいつが今どこにいるのか、弟がどこの病院へ入院しているのか、それらはまだ教えてもらえなかった。

http://www.asahi.com/national/update/0211/TKY200802110127.html?ref=goo

いったいなんだっていうのだろう。
ここの長男は俺の小学校来の友達だ。
しかも、俺に読書のきっかけを与えたのはこいつだ。
意味もなく落ち着かない。ただ何もできないのは分かってる。これを同情とか偽善とか言うのかな。よく分からんね。とりあえずあいつと話がしたい。
これまで感じたことのないくらい、
死が近い。


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プロフィール
HN:
天野 雀
年齢:
34
性別:
男性
誕生日:
1989/11/24
職業:
高校三年生
趣味:
読書・麻雀
自己紹介:
大学生ニート。麻雀始めました。
物書き生命ぴんち。リハビリと休養に努めたいと思います。いや、努めちゃだめなの……か?
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