執筆と読書と雑談なブログ。毎日更新……だった。約一年ぶりにブログ復活の兆し。趣味は麻雀が追加されました。
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聞いていた曲の中に「傷つくたびに、優しくなれる」という歌詞があった。
個人的な意見を言わせてもらえば、それは違うと思う。 ただ前提としてその曲の否定ではない、とだけは言っておきたい。解釈を変えればもしかしたら歌詞では違うことを言っているのかもしれないし、なによりあくまで「歌詞」なわけだし。 なんとなく聞いていた曲の歌詞の中で面白いことを言っていたので書き留めといておこうと思った。 傷つくたびに優しくなれる。 そんな優しさは悲しすぎる。 だいたい、傷つくことで優しくなれるのは優しい人間だけだ。 優しくない人間は傷つくことでどうなるのか?私は復讐を考えるのではないかと思う。 痛みを知った人間の中には他人をその痛みから守ろうとする人間もいれば、自分だけがその痛みを感じるのは理不尽だと憤慨する人間もいる。蛇足だが優しさの中にも他人を痛めつけることに恐怖するネガティブなケースもあるだろう。 ともかく、傷は人を優しくなどしない。 では傷はいったい人になにをもたらすのか? 私は傷とはその人間にとっての研磨材ではないのかと思う。 おそらく、優しい人間は傷を負うことでより優しくなれるだろう。 では優しくない人間は? おそらく、より醜くなるのではないだろうか。 傷とはその人間の本質を浮き彫りにするのだと、私は思った。 ただ、普通の人間は本質がどっちだったとしても理性やら倫理やら常識によってそこまで問題にはならないのだと、同時に思う。 問題になるのは、「普通」を超えてしまった傷を負った人間だ。 本質がどちらであるかなどは問題ではない。 過ぎた本質の顕現は優しさであろうとそれ以外であろうと、歪みに他ならない。 どっちにしたところで自分もろとも他人に不幸をもたらすのではないだろうか、と私は思う。 まあ実例を知っているわけでもない私がしたり顔でいうのもおかしな話ではある。 ただ、そうなのかな?というとりとめもない持論。ただの書き留めだ。 真理がどんなものであるかは知らないが、ただひとつ言える事は傷なんてもんはできるかぎり負うもんじゃない。 「なぜ怪我をしてはいけないか分かる?」 「自分が痛いからだよ」 後ろでテレビを見ている母親が昔言っていたことだ。 そりゃそうだw PR
『鼻』とはつまり芥川龍之介のいわゆる『鼻』です。
髪を切って登校した俺への野球部連中の風当たりは強かった…… 予想通りではあるんだけどね。 それと傷つくかどうかというのは、また別問題なんだよね。 なんどでも言うけど、人間に対して「きもい」の連発は普通に傷つくことに気づいてほしいなあ。まあ、そんなことを言ってもしょうがないんだけどさ。むしろ言ってくれる人は必要なんだ、とか思えるようになってきたよ、最近は。 だって言ってやんないと周囲の目を気にしないような奴ばっかりになるからね、世の中。だから均衡は取れてる。 話が逸れた。 そう、そういうことが分かってるからって傷つかないわけではない、という話。 なんとなく思い起こすのが、芥川龍之介の『鼻』ですね。 禅智内供 ( ぜんちないぐ )は見た目が滑稽だったからこそ周囲に同情されていたわけで。 それは見た目の滑稽さをオタクという周囲から滑稽に見られることに置き換えられる。 オタクでかわいそうだから相手してやっていた(それもまあ、いわゆるあんまりいい意味ではないですけど)奴が突然かっこつけ始めたら気に食わないわけで。 だから実際はともかくとりあえずけなしたくなるんだと思います。 ここで卑屈な態度をとると出来るわけですね。 挙動不審なオタクというやつが。 そうならない為の身の振り方は、ちゃんと覚えましたよ。伊達に6年もオタクが運動部に所属しません。ちゃんと半分は体育会系ですとも。 ただ、挙動不審になるやつの心情というやつは、わりと分かっちゃったりしますね。 こればっかりは、自分の精神を鍛えるしかないんじゃないかな。 おれ自身、自分が本当にキョどってないかなんて、100%の自信は持てないわけだし。 いじめもハブもなくならないよ。 世の中はそれで均等を取ってるんだ。必要なんだよ。 なら個人がいかにそれを回避するか、それだけなんだ。 あらゆる意味で、人間は生きていくうえでの鍛錬を怠ってはいけない。 なんだか現代版『鼻』とか、いつか書いてみようかな。 |
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プロフィール
HN:
天野 雀
年齢:
34
性別:
男性
誕生日:
1989/11/24
職業:
高校三年生
趣味:
読書・麻雀
自己紹介:
大学生ニート。麻雀始めました。
物書き生命ぴんち。リハビリと休養に努めたいと思います。いや、努めちゃだめなの……か?
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