執筆と読書と雑談なブログ。毎日更新……だった。約一年ぶりにブログ復活の兆し。趣味は麻雀が追加されました。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
個人的ランキング、準神認定!
帰り際電車で読んでた今回のクライマックスはほんとにやばかった。感情の応酬が苦しいくらい伝わってきて、思わず涙ぐみました。今、とっても幸せです。 まあ冷静に感想を言うなら、このシリーズは読み手にスキルを要求するシリーズではないかと。 掛け合いに重点を置いた小説は数多あるにしてもここまで味のある会話の応酬を繰り広げる作家はなかなかいないのではないかと思います。まさに噛めばかむほど味が出てきたす。 台詞が字面だけ追ってると意味が分からなくなります。 状況や行間をしっかり読まないと、たまに何を言っているのかわからなくなる。 作者はよくここまで深い台詞がぽんぽんと思いつくもんだ。 実際、私自身この小説の台詞を全部意味を理解している自信がありません。 しかもそこに見え隠れするホロとロレンスの感情の生き生きしていることなんのって。 ある、とは分かっているのにどこでも明確な言葉として確認はしていない。 たまにほんとうに「ある」のか分からなくなって、相手を揺さぶる。 揺さぶる心情、揺さぶられる心情。 そのどれもがじれったいほど婉曲的で、それゆえリアルでみずみずしい。 立ちに立ったキャラクターもそれに拍車をかける。 素敵だなぁ、と思う。 そして繰り広げられる「商戦」。 商売の常識、定石、そしてその裏。 皆の裏をいかにかくか、協力者は信用に足りるのか、利益はリスクに見合うのか。 さまざまな方面からまさに商戦の名にふさわしい描かれ方がなされます。 描写もきちんと知らない人間にも理解できるように描かれているし。ただしぼやぼやしてるとやっぱり何しているのか分からなくなりますが。 その中に張られる伏線(罠)やその回収(回避)もなかなかのもので、平均は優に上回っている実力だと思います。 経済に関する実力とあわせて考えれば一流品です。 今回改めて思ったことですが、作風からいって、この作者も一般でも活躍できそうな方ですね。 あとこの本もある意味読む人を選ぶ本だと思いました。ウィザーズブレインほど露骨でないのが、ある意味では逆に落とし穴な気がしなくもないです。 評価……A+(ぶっちゃけSランク候補、かなり好みなので目がくらんでる可能性あり) PR |
カレンダー
カテゴリー
最新コメント
[07/12 タメ五郎]
[01/01 現]
[02/22 ガルド]
[02/22 ようぜん]
[02/16 ガルド]
最新記事
(12/29)
(12/26)
(12/21)
(12/19)
(12/15)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
天野 雀
年齢:
34
性別:
男性
誕生日:
1989/11/24
職業:
高校三年生
趣味:
読書・麻雀
自己紹介:
大学生ニート。麻雀始めました。
物書き生命ぴんち。リハビリと休養に努めたいと思います。いや、努めちゃだめなの……か?
ブログ内検索
最古記事
カウンター
アクセス解析
|